2021年2月17日水曜日

無通電方法でのマグネトロンの故障判別方法

一度は分解したことがある人も多いのではないかと思われる電子レンジ安全上修理はお勧めできない。

しかし、トランスや高圧ダイオード、大きい永久磁石、ACファン、オイルコンデンサなど高圧部品が多い。

なかでも家電の中でも珍しいマグネトロンは磁石以外なかなか部品取りとして使うことは少ない。 

そのため、マグネトロンが溜まることもしばしばある。

いらないが使えるなら修理したい人に渡してもいい。しかし、マグネトロンが正常か異常か判断ぐらいはしたほうがいい。

そこで今回は無通電でマグネトロンが故障しているか判別する方法をまとめた。


必要機材

・テスタ


各箇所の名前




1外観チェック

1-1.冷却フィンが変形していないこと

1-2.永久磁石が割れていないこと

1-3.アンテナキャップがスパークして、変色していないこと

1-4.貫通コンデンサが破損により変色していないこと


2.電特チェック

2-1.端子間の抵抗値が0.1-0.5Ωであること

(解放状態であるとマグネトロンのフィラメントが破損していると考えられる)

2-2.端子とシャシー間が解放状態であること

(本来なら絶縁抵抗計を用いる必要があるが準備が難しいので省略した。)


あくまでも無通電による確認のため、通電して分かる破損に関しては今回割愛しています。

必要な方は以下の参考を当たってみてください。

参考:https://hasiden.ocnk.net/news-detail/24


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