2019年8月2日金曜日

2019/08/02 鮭の皮鞣し

夕飯作っていると鮭の皮だけ比較的、綺麗に取れました。

その皮を見ていると…


「皮だから鞣して革にできるのでは???」

そもそも、魚の皮を鞣すことは、アイヌ民族が鮭革羽織という民族衣装を作製していたという点から現代日本でできないわけないなと思い。
好奇心から鮭の皮を鞣してみました。

その手の動画もあります。見てみてください。命を頂くという意味でも勉強になります。
参考:鮭の皮を使った靴作り
https://www.youtube.com/watch?v=eFR8P54m8Fc

岩手でも縁起物として鮭細工を行っているそうです。
参考:鮭革細工
http://www.bunka.pref.iwate.jp/archive/ent89

皮を鞣すのに必要な主な材料は
鮭の皮
鞣し液
となります。

鮭の皮はスーパーの鮮魚で売っている鮭を購入して、皮を綺麗に取る感じでおろしてください。
実験的にやるならそこまで大きいものは要らないです。

鞣しとは、皮が腐敗したり、硬くなる欠点を取り除くための手法で、方法の中で最も発展した方法は、草や木の汁を使う方法で現在「タンニン鞣し」として行われている方法です。
タンニン鞣しは、草木の中に含まれているタンニン(渋)とたんぱく質を結合させて鞣す方法です。

詳しくはWikipediaを参照ぶっちゃけ工業化学は専門外で読んでも説明できない。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%8B%E3%83%B3

その鞣しをするための液を鞣し液といいます。
その辺の雑草でもできるとは思うが、茶葉でも無論できるので今回は実験的に紅茶で鞣し液を作りました。

鞣し液の材料は、
小さじ摺り切り1
水150㏄
です。
これらをやかんに入れ強火で真っ黒になるまで10-15分出します。



ぱっと見は普通の紅茶だな。

鮭の皮は身をきれいに取り、最後に洗剤で油を落としました。

鞣し液に皮に漬けます。


さすがにこの状態で放置はできないのでラップして、ビニール袋に入れて2週間(1週間でいいらしいが湿度が高かったので1週間先延ばしにしました。)

で取り出し、めちゃくさい。腐臭。

また洗浄しました。


これを本当は、釘とかで貼り付けにするみたいですが
今回はそのまま乾かします。

で乾かすとこんな感じ、そこそこ固くなりました。
革完成ですね。

今回作製して手軽に、出来ることが解りましたので、
今後は、歴史を調べたり、もっと大きい革を作ってみたり、レザークラフトに挑戦してみたいです。

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