◆LB013Bとは?◆
LB013Bとは、ADIが(恐らく)非売品として出している基板です。
LB013B(位相補償調整用デモボード)は、抵抗とコンデンサが並んでいる基板になります。
ほかの評価基板とセットで使うことが前提ですが、比較的使いやすいようにCとRが付いています。 16こコンデンサが並列となっており、47pFから0.1μFおよび3種類の半固定抵抗5k、50k、および1MΩを調整できます。
これだけのものがコンパクトに収まっています。
私もこのように抵抗やコンデンサが並んでいる基板は何種類か作ったことがあります。しかし、スイッチで切り替えるものは作ったことはないのでコンデンサの値に影響を与えるのかよく知りません。
多少は影響があると思いますが、如何ほど影響をもたらすか確認したいと思います。
また、抵抗に関しては、ドライバーで回す半固定抵抗タイプなので今回は評価を行いません。
◆対象品◆
LB013B
◆評価方法◆
テスターを用いて、LB013Bのコンデンサの容量とSWの影響を確認する。
接続方法は以下に示す。
始めに、すべてのスイッチを切った状態での容量を測定。(C0)
次に、スイッチを1つずつ入れ各容量を測定。(CxF:xに容量を入れる。)
C0分をCxFから差し引く。
CxF-C0=CxFdiff
[CxFdiff]vs[公称値]と[CxFdiff]vs[誤差率]をグラフに示す。
また、テスターは三種類用いて確認した。
テスター:CD771,MS8910,TKPH6A
◆結果◆
使用したテスターの誤差もデータには、ある考えられるが、一般的なセラミックコンデンサの誤差は±20%なのでスイッチの容量の影響は本評価において影響はないと考えられる。
[CxFdiff]vs[公称値]
[CxFdiff]vs[誤差率]
そもそもスライドスイッチの容量ってどれくらいあるんだ?会社でスライドスイッチの容量でも計ってみようかな。
CHS-08TBデータシート:https://www.nidec-copal-electronics.com/e/catalog/switch/chs.pdf
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