2020年5月5日火曜日

位置決め穴の追加方法

以前、反転増幅回路キットで挑戦したものが上手くいったので次回以降の覚書として捨て基板を用いる際やVカットなどのファイル作成方法をまとめていきます。
本記事では位置決め穴についてです。

作成環境

・KiCAD5.1.4
・Seeed Fusion


位置決め穴とは?

位置決め穴とは、プリント基板に部品を実装する際実装機は揺れなどで基板がずれてしまいます。それを防ぐために、プリント基板を固定する「クランプ台」に固定する穴のことを位置決め穴といいます。
位置決め穴には『基準穴』と『副基準穴』があり、プリント基板に設けた『基準穴』と『副基準穴』を用いて位置決めを行います。
基準ピンはプリント基板を傷つけないように、先端が球面になっています。また、基板を突き抜けないように球面の下はプリント基板の穴径より大きくなっているのが一般的です。

位置決め穴の追加方法

今回は練習なので副基準穴はなく基準穴だけです。


今回は捨て基板上に配置します。
捨て基板の幅は10mmなので角から5mm-5mmの地点に基準穴が来るようにします。


始めにフットプリントの追加をします。
基準穴に、パットがあるとはんだ層に流した際、半田が乗ってしまうのでパッドなしの"MountingHole_3.2mm_M3_ISO14580"を今回は使用します。

これを捨て基板の四隅に配置して、位置決めの基準穴の配置は完了です。
今回は捨て基板上に配置しましたが、捨て基板がない場合も同じように製造する基板上に配置しても問題ありません。
そもそも、自動実装をしないのに配置したので完璧に意味のない穴になっていますが、、、


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