2020年5月6日水曜日

実装認識マーク

以前、反転増幅回路キットで挑戦したものが上手くいったので次回以降の覚書として捨て基板を用いる際やVカットなどのファイル作成方法をまとめていきます。
本記事では実装認識マークについてです。

作成環境

・KiCAD5.1.4
・Seeed Fusion

実装認識マークとは?

位置決め穴とは、プリント基板に部品を実装する際実装機は揺れなどで基板がずれてしまいます。それを防ぐために、プリント基板を固定する「クランプ台」に固定する穴のことを位置決め穴といいます。
位置決め穴には『基準穴』と『副基準穴』があり、プリント基板に設けた『基準穴』と『副基準穴』を用いて位置決めを行います。
基準ピンはプリント基板を傷つけないように、先端が球面になっています。また、基板を突き抜けないように球面の下はプリント基板の穴径より大きくなっているのが一般的です。

実装認識マークの追加方法

今回は練習なのでなんちゃってですが、実装認識マークとなります。

実装認識マークは捨て基板上に配置します。
捨て基板の幅は10mmなので角から5mm-10mmの地点に実装認識マークが来るようにします。
また、表裏の認識もできるようにすることを仮定して、両面にマークを配置します。

始めにフットプリントの追加をします。
表面には、"Fiducial_Modern_CopperTop"を配置します。
裏面には、”Fiducial_1mm_Dia_2.54mm_Outer_CopperTop”を配置します。
Fiducial_Modern_CopperTop

Fiducial_1mm_Dia_2.54mm_Outer_CopperTop

以上の実装認識マークを表裏それぞれに配置して完了です。
今回は捨て基板上に配置しましたが、捨て基板がない場合も同じように製造する基板上に配置しても問題ありません。
また、実装業者によって指定があることも想定して、実際に基板設計を行う際は各メーカの指示に従ってください。


◆参考

※設計依頼する際は以下も参考にして下さい。

・認識マークについて:自動実装における基板設計

0 件のコメント:

コメントを投稿